バツイチ女のひとり旅in伊豆

離婚直後、「何でもひとりでやってやるぅ〜!」と意気込んで出かけた、伊豆一泊二日の珍道中記です

露天風呂の悲劇

民宿に泊まったのは初めてでした。

歴史の中にあって、とても素朴な雰囲気のこの民宿は、ひとり旅にはもってこい!と大満足です。 早速、夕食の前にひと風呂浴びよーっとお風呂場へ向かいます。

特に外国人で、日本の温泉事情に詳しくない方は、以下を読んで是非ともご注意ください。<(_ _)>

お風呂は全部で4つありました。
内鍵をかけて入れる「家族風呂」(これは私には関係なしっ(/_;)グスン 彼氏と一緒の旅行なら使わせて貰うんだけどなぁ〜) 石風呂と檜風呂が、時間交代制で男女別れて入るようなシステムになっていました。

それに露天風呂もありました!

とりあえず、檜風呂の方が女性の時間だったので、汗を流してさっぱり!
あまり大きくは無いし、ホテルの施設に比べたらたいしたことはないのかもしれませんが、とても風流な感じのお風呂です。

食後には、当然露天風呂にも入りたい!ので、視察をと思いそちらへも足を運んで見ました。

扉の部分には「→露天風呂」としか書いてありません。 注意書きらしきものは一切ありませんでしたので、そもそも男湯か女湯なのかも判らず、 きっと、この扉の先で、男女が別れるようになっているんだろうなと思い、扉をグイっと開けると・・・

そこは露天風呂そのもの。
そして、入浴中の眼鏡を掛けた男性と目が合ってしまった。(ーー;)

しかも、見られて恥ずかしいならお風呂に潜ってくれればいいのに、恥ずかしいよりびっくりしたのか、その男性はスックと立ち上がりました!!!

混浴なら混浴って書いておいてよーっ 思いっきり見ちゃったじゃんよーっ(T_T)

夕食の席で、各お部屋ごとのメンバーでお膳を囲み、私の隣のカップルの男性が外国人(ロシアの方)らしい。 日本語とロシア語で会話しているようです。その男性の方をふと見ると・・・彼でした、私の見ちゃった人・・・夕食を終えると、サッサと部屋へ戻ったのは言うまでもありません。(‥ゞ

外国人のための入浴講座

↑と銘打っておいて日本語ですが・・・

古き良き「銭湯」の文化が下火になって、入浴マナーを知らない人が増えましたね。 というわけで、以下、私が注意している入浴時のマナーを列挙します!

○湯船に入る前に身体を流す
 湯船は自分だけが入るものじゃありませんからね。 公衆衛生上、自分の身体の汗は流してから入りましょう! 足とか大切な部分くらいは洗いましょうね。

○湯船にタオルを入れない
 これも上記同様です。テレビの温泉番組などで、タレントさんがタオルを身体に巻いて入っているので、 それを見てタオルを身体に巻いて入るのがマナーだくらいに思い込んでいる人が多いようですが、 自分の身体を洗ったタオルを湯船に入れるのは、やっぱり衛生上問題があります。お湯が汚れるのでタオルを入れるのが厳禁です。

○湯船に入るときは静かにそぉ〜っと
 他の人が入っている時、湯船に波が立たないように静かに入りましょう! 湯船の中で移動する時も、静かにそっとが大原則です。ゴジラのようにザブザブ歩くのは止めましょう!

○湯船に髪の毛を入れない
 特に女性で髪の毛の長い方、髪の毛が湯船に入らないように注意しましょう。 お湯に抜け落ちた髪の毛が入ったり、フケが入ったりして、やっぱり衛星上問題があります。 泳いだり潜ったりなんてもっての他です。お子さんを連れていらっしゃる場合には、お子さんの行動にも注意しましょう!

○使った道具は元通りに戻しましょう
 使った洗面器や椅子は、お湯で流して元の場所へ戻しましょう。

お風呂は共同の場所。いつでも「次の人」「他の人」のことを考えて行動してください。 これこそが日本の古き良き文化の礎なんですよ!

ひとり旅 夜の過ごし方

大変オーソドックスで恐縮なのですが、ひとり旅の夜の過ごし方は「読書」につきると思います。

テレビを見て過ごしてもいいのですが、せっかくの「風情」を満喫するには、 シチュエーションに応じた本に、どっぷりと浸るのがより一層思い出に残るのではないでしょうか?

私がこの日用意した本は、高村光太郎の「智恵子抄」。
離婚後のひとり旅にこのチョイスはわざとらしいですか? でも、元々私の愛読書のひとつなんです。

ここまで純粋に愛されるのは、女性としては至上の喜びなのではないでしょうか? 次こそは、こういう男性に巡り合うぞ!と決意も新たに、「智恵子抄」と共に夜は更けるのでした。(笑)

ひとり旅の夜を過ごすのに、長編小説はお勧めしません。
ついうっかり面白い長編小説を読み進めてしまって、寝不足になっては、翌日の行動に不安が残ります。 眠くなったら何時でも止められるように、短編小説か詩集をチョイスしましょう!

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