浄蓮の滝
いよいよ本命の「滝撮影」へ向かいます。
「天城越え」を歌いながら(爆笑)まずは「浄蓮の滝」へ。
ここは何時来ても観光客が多いですね。
伊豆は冬でもさほどに寒くなりませんし、四季折々の顔を見せてくれる浄蓮の滝はいつでも大人気の観光スポットです。
だからこの日も観光客でごった返していました。
どこに三脚立てようかなぁ〜と思案していると、
Canon砲を担ぎ(まさにCanon砲だった!すっごい望遠レンズっ!)、
三脚も私の旅行用なんか比じゃない、おいおい、
それドーリー(キャスターのようなものですね、三脚専用の)がついてないと重いんじゃないの?という、
かなり本格的な機材で撮影に望んでいる男性がいます。
プロなのでしょうか?
慣れた様子でさっさと場所を見つけ、さっさと機材を組み、真剣な様子で撮影に入っています。
ワサビ田を右手に石段を降りていくと見えてくるのが「浄蓮の滝」です。
伊豆随一の名瀑として有名で、「日本の滝百選」にも選ばれているんですよ!。
幅7m、高さ25mの滝があげる水しぶきにより、真夏でも涼しくマイナスイオンをたっぷりと浴びられる、見て満足・感じて満足の滝です。
住所 | 静岡県田方郡天城湯ヶ島町湯ヶ島892-14 | |
問い合わせ先 | 浄蓮の滝観光センター 〒410-3206 静岡県伊豆市湯ヶ島 892-14 TEL 0558-85-1125(代) |
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公式HP | http://www.plaza.across.or.jp/~j-taki/ |
観光客の注目のマト?
かっこいーっ!と思いながら、「よっしゃ、私も手際よくいくぞ!」と三脚を立てようとすると、
慌てているものだから、三脚の脚に指を挟んで... 何年振りだろう...
血豆を作ってしました。(T.T)情けない。
とにかく観光客の邪魔になり、注目を浴びている私。
Canon砲の男性は、観光客の邪魔にもならず、一人の世界に没頭していました。
邪魔になって注目を浴びているのが恥ずかしく、
慌てているのと緊張しているのとで、何度も三脚に指を挟み、血豆は計3箇所作成なり。
女性がひとりでいることが珍しいのでしょうか?
しかも、きちんと三脚を立てた上に割と大きなカメラで滝の撮影をしているのは、尚、珍しい?
それとも手馴れていない、私の忙しない動きがいけないのでしょうか?
血豆作って「痛っ!」なんてぶつぶつ言っていますから、怪しさも満点です。
かつてこんなに人の注目を浴びたことがあっただろうかというほど、
やたらと観光客の視線を集めています。
商売できるかも?(笑)
しばらくすると、なにやら私に声を掛けようとして、でも止めているなぁ〜そんな空気が読み取れます。
どうも気のせいでは無いようです。
「ひとり旅です、連れがいるわけじゃありません。
どうぞ遠慮なくお声を掛けてくださいな!」というオーラを出し始めたところ・・・
あ、そういうことか!と思いました。
皆さん、私にシャッター切るのをお願いしようかどうか、躊躇していたようなのです。
決してプロには見えませんが、持っているカメラがごっついからでしょうか?
写真が趣味=上手と見られたのかもしれません。(決してそんなことはないのです!) しかもひとりで長時間そこにいれば、忙しくないのも見て取れます。
シャッターをお願いしたいけれど、どうせなら上手な人にお願いしたい(私はまごうことなき初心者ですが)。
仕事で忙しくしている人ではなく、暇そうな人にならお願いしやすい(ハイ、確かに私、ひとり旅の途中なので時間の制約は一切ありません)。
なるほどーと思って、私の方から、「シャッター切りましょうか?」と声を掛けるとその後は...
次から次へと、おばちゃん軍団にカップルに家族連れなどなどから、シャッターを頼まれる始末...
サービス精神たっぷりの私は「はぁ〜い、右から二番目の方固いですよぉ〜にっこり笑ってぇ〜イチ足すイチはぁ〜?」「ニィ〜!」
なんてやってしまったので、そこら中にいる観光客の方からシャッターをお願いされてしまいました。
これ、1回につき100円でシャッター押してあげたら、結構いい商売になるよなぁ〜と、ついつい邪なことを考えてしまった私です。(^^ゞ
河津七滝
「浄蓮の滝」の後は、「河津七滝」。
浄蓮の滝から河津七滝へは、天城峠を越えて行きます。
この道が好きだったのですが、自分がドライバーだと景色はあまり堪能できず、
今まで連れて行ってくれた人たちに感謝々々の気持ちで一杯になりました。
最悪なのは、河津ループ橋です!!
その名の通りループしており、ぐるぐると回ること二回転。
これ、自分で運転すると結構怖いですね。
外に飛び出してしまいそうで、スピードを落としたいのに後続車は速度を緩めることなく迫って来ます。
半べそになりながらここを無事に通過すれば、お目当ての河津七滝です。
河津では滝のことを「たる」と言います。
「水が垂れる」という意味から垂水(たるみ)と呼んでいたのが語源だそうです。
ですから「ななたき」ではなく「ななだる」と読むんですよ!
河津川本流に連続する7つの滝は、ハイキングコースになっているので、
距離こそありますが道が整備されているので、カメラと三脚といった荷物も苦にならず、
歩いては撮影し、また歩いては撮影し、そして時折、人力自動シャッターマシンと化しつつ、
観光客の皆さまへのサービスを提供していました。
この頃になると、ひとり旅にもようやく慣れてきていますので、
観光客の方とちょっとしたお話もできるようになりました。
そこで気になったのは、先ほど浄蓮の滝で見かけたCanon砲の男性!
是非お声を掛けてお話を伺いたかったのですが、河津七滝の方では見かけませんでした。残念・・・
旅の恥は掻き捨て・・・じゃないですが、機会があれば恥かしがらずにどんどん周囲の人に話しかけてみましょう!
ひとり旅もまた楽しくなるなぁ〜と思いました。
特に年配の方などは、私がひとり旅で滝を撮影しているなどとお話をすると、
日本全国を旅していらっしゃいますから、あそこの滝は死ぬまでに必ず見に行った方がいいとか、
なかには、撮影テクニックなどをご指導してくださるお父さんもいらっしゃいました。
(そして飴などのお菓子を握らせてくれるおばあちゃんも!(笑))
ひとり旅は、出会いや人との交流を楽しむ旅でもあります。
住所 | 静岡県賀茂郡河津町 | |
問い合わせ先 | 河津七滝温泉観光協会 〒413-0501 静岡県賀茂郡河津町梨本 TEL:0558-32-0290 |
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公式HP | http://www.nanadaru.com/index2.html |